平常のお荘厳
上卓の上は、真ん中に火舎香炉(炭を入れ香を焚く)、左右に華瓶(樒か青葉をさす)を一対、その奥にお仏飯を一対そなえます。上卓が小さい場合は、奥に台を置くなどしてそなえてください。
上卓の上の配置
普段は木蝋を立てておき、お勤めの時には朱蝋燭を灯します。日常のお勤めの時は白蝋燭でも構いません。
土香炉には線香を焚きます。線香は適当な長さに折って寝かせて置きます。
花瓶に紋がついている場合は、八藤紋が内側に来るようにします。
右が内側(本尊側)
八藤紋
法名軸を左右の側面に掛けます。左側は合幅のものをかけます。位牌は用いません。また、この地域では繰り出し位牌(何枚か白木の板が入っているもの)が安置されていることがよくありますが、法名をおかざりするにおいて正式なものではありません。
和讃卓は経本を乗せるためのものです。上にいろいろと物を置くことはしません。
鈴と御文箱は手前に置きます。仏壇の中には入れません。
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