お葬式について

お葬式に臨む

お葬式とは

お葬式というと、亡くなった人の霊魂を送り出す儀式という感覚の方が多いかもしれません。しかし、魂や死後の世界が有るか無いかは私達には分かりません。根拠の無い空想で儀式を行うのでは、ままごとと一緒です。仏教は霊魂の有る無しに左右されるものではなく、今の自分の人生をしっかりと生き切らせていただくためのものです。お葬式は亡き人をご縁に仏教に向きあわせて戴くことが肝要です。ですから、お勤めも遺体ではなく本尊(仏様)に向かって行われます。



お葬式に参列するにあたって
服装 本来決まりはありません。といって、どういう格好をしても許されるというものでもないと思います。念珠、肩衣、経本を持参することを基本に、あとは葬式というのがどういう場かということをふまえた上で、各自でご判断ください。

他宗派の式に
お参りした時
亡き人をご縁に自分が仏教にふれていく場なのですから、お焼香や合掌の仕方などの作法はよっぽど失礼なことでなければ自分の宗派のスタイルでよいと思います。

身近な方が人生を完結されたら(お葬式の流れ)

(1)命終
  1. 命終の後、まずお寺にご命終のことを報告し、僧侶に枕直しのお勤めの相談をします。
  2. お内仏に灯明をともして、遺骸をお内仏の近くに安置します。(お内仏がない場合は、お寺にご相談して、ご本尊をご用意ください)
  3. 法名をお持ちでない方は法名をいただきます。帰敬式(おかみそり)をしておられる方は、法名にご命日を書いてもらいますので、本山から頂いた法名をご用意ください。
  4. 遺骸を安置した部屋の床の間などから飾り物を撤去します。お内仏の花を白菊にします。
  5. 枕直しのお勤めをします。お勤めが終わってから、遺族は僧侶・葬儀社を交えて今後の日程などを相談するようにしましょう。


通夜・葬儀のお内仏のお荘厳
(クリックで詳細ページへ)

お内仏がない場合、三折本尊
などを安置してお勤めします

お葬式が友引の日になるといけないなどと言われますが、それは仏教の教えではなく、六曜という習俗からくるものです。親鸞聖人は、日の吉凶に振り回されるそんな私達を痛まれています。


(2)納棺まで
  1. お内仏は三具足(白菊・白蝋燭・線香)
  2. 遺骸の枕辺に焼香のための卓(机)を置き、焼香用の香炉と香盒を用意します。
  3. 遺骸の手には数珠を持たせます。
  4. お勤めはお内仏、もしくはご本尊の前で行います。


魔除けの類のもの(守り刀、剃刀、六文銭など)はおきません。


お通夜の前に納棺になります。この時お棺の中に棺書(お名号と法名を書いたもの)を入れて棺掛けを掛けます。

(3)通夜

    ご縁をいただいた方々が、故人を縁として仏様の教えに出遇わせていただく大切な機会です。

(4)葬儀
≪棺前勤行≫
 お内仏もしくはご本尊の前で行います。
≪葬場勤行≫
  1. 焼香は導師(修多羅)に軽く頭を下げ、中央正面を通り棺前に進み、焼香作法に従い行います。
  2. 弔辞・弔電等の披露は導師に相談して行います。

弔辞などで、「草葉の陰」や「冥福を祈る」、「安らかにお眠りください」などの言葉が多く使われますが、亡くなられた方は私達を仏法へと向かわせる大切な方ですので、そうした上から目線の言葉を用いるのはふさわしくありません。


(5)火葬

    火葬場ではお勤めや焼香をして、最後のお別れをします。

    亡くなられた方は私達を仏法へと向かわせる大切な方です。そのような方に対して穢れや祟りを恐れるのは愚かなことです。ですから、清めの塩を使うことはありません。また火葬場への行き帰りの道を変える必要もありません。


(6)還骨勤行

遺骨がお還りになりますと、中陰壇に安置します。このときに正信偈やお経が勤められ、「白骨の御文」があがります。

  1. お内仏の近くに中陰壇を設け、法名、三具足(無色花・白蝋燭・燃香)をおかざりし、遺骨を安置します。
  2. お内仏は、このとき初めて白い打敷を掛け、三具足(無色花・白蝋燭・燃香)、お華束(白餅)で荘厳をし、法名を掛けます。

(7)中陰法要

命終された日を第一日として、七日目ごとにお勤めがあります。中陰に入りますと、亡くなられたことの実感が身にしみ、日増しに悲しさ虚しさを感じさせられてまいります。中陰法要は、亡き人を通して私たち一人ひとりが「いのち」の尊さに目覚めていく大切な機会です。
※当寺では、五七日(三十五日)に忌明け法要をお勤めしています。


中陰中のお内仏の荘厳(クリックで詳細ページが開きます)



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おけぞくん